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2025.8.6
建築鑑賞準備 体操実地検証会

尚徳学園

藤田龍平(美術家:企画・体操設計・実施)
アブジャナ・バビカー(建築研究者・早稲田大学:講評)
ヤン・ウー(建築研究者・トロント大学:講評)

主催:途草会/あ建築
協力:尚徳学園

大田区・南雪谷の呑川沿いに現存する戦前の貴重な木造建築・尚徳学園(1941-)にて建築への感性を高め、鑑賞を単なる「見学」から 「縁むすび」へと深めるための〈建築鑑賞準備体操〉を美術家の藤田龍平とともに設計し、その実地検証会として建築の 研究者たちを講師として招待してワークショップを開催しました。


建築鑑賞準備体操・第一:普段は手の届かないところに触れてみる



建築鑑賞準備体操・第一:少しだけ場に干渉して空間を変えてみる


私たちが建築を鑑賞するとき、実はどうしていいかわからず、せっかくの機会にも関わらず手持ち無沙汰でどこかよそよそしい見学になりがちです。 それはおそらく鑑賞という行為が単純ではなく、そのためには入念な準備がいるということでしょう。とはいえ、その準備として専門的な知識を 求めると、今度は気後れから縮こまり、そうでなくともせっかくの現地で頭のなかの知識を反芻する鑑賞に陥りがちです。そこで、建物とその空間を あくまで身体で実感するための準備体操を美術家の藤田龍平さんと設計し、受動的な感性を高める「第一」と能動的な想像を育む「第二」に分け、 建築研究者を含む一団でその効果を実地検証しました。この体操は建物に一切の負担やリスクをかけずに鑑賞の到達度を高めるものであり、指示の 朗読の後、触れるものを傷つけない竿や可搬式の小さな展示台などの特別に設計された道具を用いて行われました。

もとは女学校として1941年に建てられた尚徳学園は、1945年の空襲を生き延び、地域で80年以上も受け継がれてきた貴重な建築遺産です。 講評とふりかえりによれば体操は功を制し、この建物を文字通り「隅々」まで鑑賞し、その空間が支えてきた時間の厚みにしっかりと身体全体で出会うことのできる機会を整えることができました。

建築鑑賞準備体操・第一/第二


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