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2025.9.28
川とまちを考える会 #2
三島・源兵衛川の再生と
〈グラウンドワーク〉活動を
現地で体験する
源兵衛川
渡邊豊博(グラウンドワーク三島)
主催:川とまちを考える会
協力:グラウンドワーク三島
「川とまちを考える会」事務局:吉村伸一(吉村伸一流域計画)[座長]、佐瀬優子(アトリエ言景)、石井秀幸(スタジオテラ)、田村将理(途草会・あ建築)、森厳(呑川の会)
川とまちの関係を豊かにするための知恵を水系や流域を超えてわかちあうために呑川水系の有志で発足した「川とまちを考える会」の第二回として、静岡県・三島の源兵衛川を訪ね、その再生と活用を30年以上にわたり手がけているグラウンドワーク三島の渡辺豊博氏の話を伺いました。
「水の都」としても知られる三島市の中心を流れる源兵衛川は、富士山からの地下水が湧き出る湧水を水源とした清流として
市民からも来訪者からも親しまれています。今日の清らかな源兵衛川は市民たちの再生活動と日々の配慮のたまものであり、
かつては1950年代半ばからの上流地域の都市化、生活様式の変化による雑排水の流入、工業用途の地下水汲み上げによる水量低下などの
要因により汚染が進み、人々の暮らしからも離れていました。しかし、1980年代後半に市民主体の再生運動が始まり、
1989年の水利施設高度利用事業をきっかけに
岡村晶義(アトリエ鯨)、
柗井正澄(アトリエトド)、
加藤正之(地球環境プランナーズ)、
森下雅子(あとりえ・あんと)、
地福由紀(アトリエ福)、
阿部節子(阿部節子生活空間工房)らの建築の専門家や、
杉山恵一(静岡大学)らの生態学者などを交えたチームでの源兵衛川の改修が動き出しました。
こうした市民主体の運動から1992 年9 月「グラウンドワーク三島」が結成され、その後もさまざまな人々と関わりながら、
今日にいたる市民内発型の活動と、それがつくりだす川とまちが
ひとつとなった景色を支えつづけています。
源兵衛川の視察では、水面に浮かぶ飛び石の「川のみち」に導かれて街のなかを縫うように流れる清流を下り、
ときおり三島のまちを抜けながら、市民たちが再生した「三島梅花藻(バイカモ)」の里を訪ね、
木陰の下でグラウンドワーク三島の渡辺氏の軽妙な講演に耳を傾けました。それから源兵衛川を離れ、
御殿川を渡り、三島大社を参拝し、そこから桜川を遡行して白瀧公園に向かい、三島のまちを周遊することで、
市民のとりくみが日々つくりだしているかけがえのない環境を五感で体験しました。
川とまちを考える会は、この会合の記録や当時の資料のアーカイブ化と公開に向けて準備を進めていきます。
■ 開催告知PDF
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