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2024.11.9
JAZZ in 雪ヶ谷八幡神社

雪ヶ谷八幡神社

- 東京科学大学モダンジャズ研究会
- 小美濃悠太カルテット
 ― 吉本章紘 (Sax)
 ー 河野祐亮(Piano)
 ー 小美濃悠太(Contrabass) >>> Instagram (Yuta Omino)
 ー 北沢大樹(Drum) 

主催:雪ヶ谷JAZZ実行委員会、金の貝、途草会
   [令和六年度大田区地域力応援基金助成事業]

雪ヶ谷八幡神社の神楽殿にて、地域在住のコントラバス奏者・小美濃悠太さんの「雪ヶ谷JAZZ実行委員会」とキッチンカー「金の貝」とともに、小美濃悠太カルテットと東京科学大学モダンジャズ研究会の共演による地域向けのライブを開催しました。




今回は子供づれの鑑賞者のためにキッズスペースをつくり、幅広い世代の五人に保護者のみまもり支援ボランティアを担当してもらいました。以前に作成した円弧状のローテーブル(天板高およそ25cm)を交互に反転させながら六つ並べてひとつながりの蛇行した台にし、そこに絵本やおもちゃを用意しました。さらに、子どもが座りやすく大人もしゃがんだ姿勢を維持しないで済むように、ローベンチ(座面高およそ16cm)を新たに四脚つくりました。保育経験のあるボランティアの方が持参した絵本やぬり絵も加わり、子どもだけではなく、演奏中などほんの少しでも気を緩めたい保護者の方々にも好評をいただきました。




地域という「歩いて行ける」範囲を豊かにすることは、重要な社会的課題になってきています。情報端末やマイクロモビリティを活用して人々がどこへでも気軽に移動できるという「スマートシティ」構想とはうらはらに、現実の都市には年齢による運動機能の低下などの身体的な事情や、子育てや仕事などの社会的な事情で「あまり遠くにいけない」人々が多くいます。これからも高齢化と共働き化が進むなか、こうしたモビリティの制限を文化や教育の機会格差につなげないためには、地域の人材自身が徒歩圏内に良質な文化的機会をつくるしくみが欠かせません。
この目的にもとづき、今回は「令和六年度大田区地域力応援基金助成事業」として開催することができました。近隣の保育園や自治会や商店主にも周知していただき、音に誘われてふらりと訪れた地域の方々も含め、再び幅広い年代の方々に音楽を届けることができました。


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